家庭防災訓練にも欲しい、小さい子用の防災セット

我が日本では様々な災害に苛まされます。世界で起きる震度6以上の地震の20%は日本で起きるほどの地震大国でありながら、毎年台風による甚大な被害に遭うばかりか、2020年3月現在ではコロナウイルスの脅威にさらされ続けています。稀ではありますが火山の噴火被害にある事も・・

こんな日本では子供のころから避難訓練や防災アイテムの配布など、防災意識の向上を教育に含めたり、企業で防災訓練を実施したり、政府の公式Webサイトで防災アイテムの常備を薦めるなど、さまざまな対策が日々行われています

その反面で、平穏を強く望む日本人の体質的なもののためか、正常バイアスにかかる国民も少なくなく、根拠なく「なんとかなるだろう」「日本は災害に強いから平気」等と考えてしまいがちです

その結果、普段から防災アイテムを用意していて災害に備えている方はたった3割程度となっています
(参照:防災用品を自宅に備えている人は、わずか3割

両親共働き+子供のいる家庭

そんな正常バイアスが、子供がいて両親も共働きのご家庭にかかると、最も命の危険に晒されるのは子供たちです

そもそも子供が様々な事からの保護対象となるのは判断能力が備わっていないためです。学校等での避難訓練は、あくまで学校にいる時の為のシミュレーションです

家庭にいる時に応用して行動するのはかなり難しいでしょう。家庭で定期的に避難訓練をしていれば別ですが、「学校で避難訓練をしているから自宅でも出来る」とは限らないのです

じゃあどうすればいい?


理想は、やはり防災訓練を家庭内でも定期的に実施する事ですが、両親共働きの環境で定期的な避難訓練というのも、よほど防災意識が高くなければ難しい話です

じゃあ、どうすればいいのでしょう? 最も確実で早いのは自宅で待機する子供に1つの行動だけを教えておくことです

子供に限らず、いざという時に複数の行動プロセスを踏むのは困難ですが、1つの事だけをするなら可能です

つまり「これだけ持って〇〇という場所まで逃げて」と教えればいいわけです

子供向け防災セット


こちらは子供向けの防災セットです。子供でもサッと背負えるよう出来るだけリュックは軽く、小さめに設計されていつつも、重要な防災アイテムを揃えたもの

ある程度目立つのでお子様が焦っている時でもしっかに目に留まるデザインとなっています

お子様には「地震だなって思ったら迷わずこのリュックを持って〇〇まで逃げるんだよ」と、たった一つの行動に絞って教えておけばいざという時でも動ける可能性は上がります

気になる内容物は以下の通り

  • 多機能ライト(手回し発電式・LEDライト・携帯電話充電・FMAMラジオ・サイレン)
  • 災害備蓄用5年保存水500ml ×2
  • 保存ようかん ×5
  • 5年保存カンパン ×1
  • アルミブランケット
  • アルコール除菌ジェル
  • 緊急用呼子笛(IDカード付き)
  • カイロ ×2
  • 三角巾
  • マスク
  • 救急セット(ばんそうこう(大)×4、(小)×2、カット綿×6、綿棒×10、ウェットティッシュ等)
  • 緊急時連絡シート

出来るだけ軽めに、子供でも使う事が出来る役立つものが揃えられています

また、お子様が持ち出せていれば職場で両親が被災して何も持ち出せなかった場合、後で合流した際にとても助かるでしょう

逆のパターンもありえる

震災孤児、という言葉をご存知でしょうか? 災害で両親を亡くし、ひとり身になった小さい子の事です

3.11の大地震と津波によって、240人もの震災孤児がうまれてしまいました。現在もケアが続けられています

震災孤児、遺児に寄り添う:時事ドットコム
 「震災は時間的には過去になるけれど、影響は形を変え、変化しながら続く。周囲の決めつけない態度こそが、当事者を支える」。東北地方の沿岸部を中心に津波で甚大な被害を出した東日本大震災から、3月11日で5年。厚生労働省によると、両親をともに失った震災孤児(当時18歳未満)は244人、1人親となった震災遺児は1538人(同)...

先ほどのように両親が共働きだと、災害時に子供が亡くなる可能性だけでなく、ご自身たちが危険に晒される可能性も大いにあります

いつどんな時に災害が来ても対応できるよう、お子様だけでなく、ご自身たちの防災意識も高められると良いですね

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