日本に住んでいると感覚がマヒしてしまいそうですが、日本ほど災害に苛まされる国もそうそうありません。
災害大国と呼ばれるように、地震や台風が毎年のように発生し、大なり小なり国民に被害をもたらします。
そのため、被災者がどんなものを望んでいるか、何を必要とするか、といったデータも集まり、その需要に対し供給する企業も多く存在しますよね。
被災者が求めているもの
被災者が災害時に必要とするものは何でしょうか? 被災時に必要とするものは、困ってる中で特に「無いと困る」と思ったもの、或いは「あって良かった物」は「必須」と考えていいでしょう。
実際に被災した方が何が必要かを答えたアンケートがあります。
以下引用します。
消防科学総合センターが2007年に発表した調査によると、阪神・淡路大震災(1995年1月)以降、震度6(6弱)以上の6件の災害を経験した人が「あってよかった」と思った備えは1位が「懐中電灯」で2位は「携帯ラジオ」でした。
昔は懐中電灯やラジオが最も必要とされていました。
時代は変わり、必須のアイテムも変わったが・・
しかし時代は移り変わり、現在は以下のようなアンケート結果となっています。
災害時に必要な備えについて、発災後の3日間で「あってよかったもの」「なくて困ったもの」、災害を経験し「これは絶対用意すべきと感じたもの」は何か尋ねたところ(複数回答可)、「モバイルバッテリー」84%、次いで「水」「電池」51%、「ランタン」47%、「保存食」44%という結果になりました。
そう、1位はモバイルバッテリーです。これは、スマホ時代になっており、ラジオ、懐中電灯に加えて様々な機能を1つのアイテムでまかなえるスマホが電力を必要とするアイテムであるためです。
つまり、物の需要は変わっても必要とするものは変わらないわけですね。ラジオや懐中電灯の機能を持つスマホを稼働させるためのモバイルバッテリーが今は被災者にとって「必須」なのです。
多機能ポータブル防災ラジオ
それなら全ての機能を持ったものを持てば安心じゃないか、という事でここ数年、防災グッズ界隈で人気のアイテムのご紹介です。
こちらの多機能ポータブルラジオはモバイルバッテリー機能を搭載したラジオで懐中電灯の役割も果たします。
つまり、スマホの充電が出来る上に、スマホでラジオや懐中電灯のための電力を消費せずに済む、というもの。
また、イヤホンも付いているので避難所向けの設計となっています。
更に、電力も手回し、乾電池、ソーラー充電にも対応、少しの水濡れにも耐えられる防滴仕様、時計機能は見やすい大型液晶のデジタル仕様となっています。
時代は変わっても被災者が求めるものは「情報」であって、その情報を得るためのプロセスが変わったにすぎません。スマホは他にも重要な機能を持っているので電力を絶やさないよう準備してくださいね。