日本で住む私たちは、生きてるうちにいわゆる「避難所」にいつかお世話になる可能性があります。
地震や台風、川の氾濫や土砂崩れ、火山噴火など、さまざまな自然の脅威にさらされる可能性のあるこの国では避難所の存在は代えがたいものになっています。
ですが、その反面で見知らぬ人が身を寄せ合う場では様々なトラブルや問題が生じます。
「避難所で困った」の声
さて、実際に避難所生活を経験した方はどのような事に困ったのでしょうか?
この件にはいくつかのアンケートが取られましたが、結果は概ね同じ結果でした。
上記アンケートの結果からトイレやお風呂、プライバシー問題、飲食や寝具、寒暖など、要するに普段の生活が送れない事によるストレスが大半を占めています。
中には犯罪も
この避難所の問題の中には女性が暴行やプライバシーを著しく侵害される、犯罪に近い、或いは性犯罪になりえる行為にあったという声も少なくありません。
避難所という場所や状況から、助けの声をあげられなかった、という声もありました。避難所は必ずしも安全ではないのです。
かといって、大きな災害では警察の方も被災しており、警備にあたる事も難しく、その事がより性犯罪に走ってしまう悪循環が生じます。
避難所生活が長引けば長引くほど、生活パターンが読まれてしまい、待ち伏せされたり狙われたりと、悪意あるもののターゲットになりえます。
ですから、避難所はあくまで一時的に雨風を凌ぐ場として割り切った方が良いと個人的には思います。
プライバシーを確保するには
では、被災者がプライバシーを確保するにはどうすればいいのでしょうか?
考えられる方法は多くありません。
- 自宅が無事なら災害が去り次第、すぐに戻る
- 車を持っているなら車を個室代わりにする
- テントや倉庫、シェルター等を予め用意する
個人的には2つ目をお薦めしています。都心住まいだと難しいですが、車は倉庫の代わりにもなりますし、多少電気も使えて寒暖対策にもなります。
著者も3年前にキャンピングカーに買い替え、非常用バッグや非常食を車載しています。津波で流されでもしない限り、家が壊れても車があれば最低限の生活が出来ます。
しかし、都心住まいや経済的に車の用意が難しい場合はテントを用意するというのも1つのプライバシーを確保する手段です。
ただ、従来のアウトドア向けテントは設営も不慣れだと難しいかもしれません。
ワンタッチで広げられる2~3人用テント
こちらはワンタッチで広げられるテントです。2~3人用となっている、やや大きめのサイズ。しっかりファスナーも付いてるのでフルクローズが可能、プライバシーを確保する事が出来ます。
設営はわずか5秒で済み、片付けも手軽に行えます。コンパクトにすることも出来ますので1つ用意しておくと安心です。
もちろん、長期の生活が可能になる本格的なものではありませんが、数日を過ごすにはうってつけで、値段も安価なので非常用バッグを用意している方は同時にテントを用意しておくと尚安心かもしれませんね。