新型コロナウイルスの猛威は2020年3月7日現在をもっても、まったく勢いが衰える様子はなく、依然として感染者は増え続けています
そんななか、感染者の方がスポーツジムに5日間通った事で1406人が濃厚接触者となってしまいました
ここで、濃厚接触とはどういうものか、どういった行為が濃厚接触となるのか知っておきましょう
濃厚接触者の定義
濃厚接触者の定義は国立感染症研究所によって以下のように定義されています
●「濃厚接触者」とは、「患者（確定例）」が発病した日以降に接触した者のうち、次の範囲に該当する者である。
・ 新型コロナウイルス感染症が疑われる者と同居あるいは長時間の接触（車内、航空機内等を含む）があった者
・ 適切な感染防護無しに新型コロナウイルス感染症が疑われる患者を診察、看護若しくは介護していた者
・ 新型コロナウイルス感染症が疑われる者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
・ その他： 手で触れること又は対面で会話することが可能な距離（目安として 2 メートル）で、必要な感染予防策なしで、「患者（確定例）」と接触があった者（患者の症状などから患者の感染性を総合的に判断する）。
1つ目の「同居或いは長時間の接触」は家族間の感染、屋形船や大阪のライブハウス感染が例ですね
2つ目の「感染防護無しに患者を診察、看護若しくは介護」はクルーズ船で感染した厚生省の方が当てはまります
3つ目の「気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性」は先ほどのスポーツジムが該当しますね
4つ目の「対面で会話することが可能な距離で感染予防策なしで接触」は沢山例があります。立ち話で、という感染例がありました
感染ルートは飛沫と接触
コロナウイルスの感染ルートは飛沫感染と接触感染が主に挙げられています。上記の濃厚接触はいずれもこの2つが感染ルートになりえる環境になっています
コの状況下で感染を少しでも予防するにはどうすればいいのでしょうか
1つ目の「同居或いは長時間の接触」
これは、防ぐのはかなり難しいと思います。同居してる限り長時間接触するので、家族で同居してる以上、感染リスクは非常に高いでしょう
出来る対策としては
- 感染に備えて準備する事
- 患者にマスクをしてもらう事
- 近くで会話しない事
- 事あるたびに手を洗う事
- 口や鼻に手を入れない事
などでしょうか
2つ目の「感染防護無しに患者を診察、看護若しくは介護」
こちらもかなり難しいでしょう。自宅隔離ですと、患者に対応するのは家族です。1つ目と同じ対応になります
医療機関の場合は、マスクはするでしょうが、飛沫感染を100％防げる訳では無いので、やはり1と概ね同じ対応となりそうです
3つ目の「気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性」
こちらは対応可能です。
- とにかく手を手首までよく洗う事
- 手を洗う前に目や口、鼻などを触らない事
感染ルートは接触感染です。ウイルスが付着した物に触る事で、手に付着、その手から体内に侵入するので、侵入するまえに手を洗う、というイメージです
つまり、感染者がいる可能性のある場所で何か触ったら、手をよく洗うまでは自分の顔周りを触らないようにする事を心掛けましょう
4つ目の「対面で会話することが可能な距離で感染予防策なしで接触」
これは、感染者が未検査、自覚症状無しの状態で防ぐのはなかなか難しいですが、一定の距離を保って会話する事で防ぐことが出来ます
対面で会話する時はマスクやストールで口や鼻を防ぐながら会話するのが良さそうです
濃厚接触したと思ったら
濃厚接触したと思ったら、或いはしそうだなと思ったら、とにかくよく手を洗ってください
アルコール消毒もあれば望ましいですが、とにかくよくハンドソープ等で手を洗う事です
ハンドソープを使って手を洗ったらハンドソープの蓋（手で押す部分）も洗うようにしてください