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新型コロナウイルス対策:感染拡大している今、できる事まとめ

2020年3月29日現在、日本での新型コロナ感染者は1,693人となりました。28日には200人を超える感染者が確認され、大きな感染拡大が懸念されています

東京都も首都閉鎖の可能性を告げるなど、自体は悪化する一方です。しかしながら生活も続けていかなくては生きていけません

感染拡大してしまった今、私たち個人で出来ることを考えてみたいと思います

最重要:『3つの密』を徹底的に避けよう

新型コロナウイルスが感染するのは飛沫感染接触感染、更に最新の研究結果からエアロゾル感染が確認されています

エアロゾル感染は密閉された換気の悪い室内など特定の環境下において空気中に3時間、活性しつづけるそうです

これらの情報をもとに、医療団体より『3つの密』を徹底的に避ける事が重要だと指摘されました

専門家「『3つの密』を徹底的に避けて」 新型コロナ | NHKニュース
【NHK】東京都などが、今週末の不要不急の外出を控えるよう呼びかけたことについて、感染症対策に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任…

逆に、これらの条件がクラスター(集団感染)が発生する可能性が高くなるそうです。3の密とは以下の3つです

換気の悪い密閉空間

前述したように空気感染ではなく、エアロゾル感染によるものです

空気感染は空気の中に漂ってそのまま人の体内に侵入する感染、エアロゾルは空気中の「微粒子」にウイルスが付着し、その微粒子を吸い込む事で感染するルートです

つまり、換気が良ければ空気の流れが発生し、微粒子に付着したウイルスも外に出す事が出来ますが、密閉されていると換気が悪く、空気中の微粒子が漂いやすい環境になり、エアロゾル感染する可能性が高まります

他人と密閉された換気の悪い空間に行くのは出来る限り避けましょう。具体的には以下のような場所です

  • ライブハウスなど、密閉空間で複数人が声を出す環境
  • 倉庫など地下にある施設で複数人で作業
  • カラオケボックスなど個室を複数人で使う施設
  • ゲームセンター
  • 面積の狭い飲食店、個室居酒屋等
  • 劇場や映画館、美術館や博物館など

個人においてエアロゾル感染を防ぐ術はほぼありません。マスクも飛沫感染以外は防衛としてはほぼ無意味です。

エアロゾルが発生する場所に行くことを避ける以外に防ぐ方法はありません。大阪のライブハウスのクラスター発生がその例です

人が密集する場所

人との距離が短いと、喋っているだけで感染リスクが高まります。これは飛沫感染によるもの

人は話しているだけでも見えない唾液が飛び交います。これに感染者がいれば感染リスクは高くなります。密集しているほど、飛沫感染はしやすくなります

爆発的な感染拡大にある海外でもソーシャルディスタンスといって社会的距離を取ることを推奨しています

特に欧米ではハグやキスなど挨拶でも密着する距離感の文化なので余計に飛沫感染や接触感染しやすくなっています

人が密集する場所に行くのは出来る限り避けましょう。具体的には以下のような場所です

  • イベント会場など
  • 人の行列(マスク購入は今は諦めて自作するかストール等を使うと良いでしょう)
  • ライブハウス
  • 満員電車
  • クルーズ船や屋形船、遊覧船
  • 混雑したバス

密接した近距離での会話

こちらは飛沫感染と同時に接触感染もしやすくなる、注意の必要な「密」です

多人数でなくとも1対1で感染する可能性があります。この1対1が続けばクラスターにはならなくても感染拡大に拍車がかかります

前述通りソーシャルディスタンスを守り、2m以上離れるようにしましょう

マスクをお互いしていればある程度の飛沫感染の防止にはなりますが、接触感染を防ぐには難しいです

例えば手に唾液が付いて、その手で目をこすったり、といった行動です

密接した近距離での会話を避けましょう。具体的には以下のような状況です

  • テートや飲み会
  • 会議室で会議する
  • お茶会、ホームパーティ等
  • 井戸端会議、自治体の集まりなど

これら3つの密を避ける事で感染を大きく防ぐことが出来ます

衛生に気を使おう

3つの密を避けるのはクラスター発生の防止になりますが、個人レベルの市中感染はまた別の配慮が必要になります

新型コロナウイルスは非常に活性力が高く、例えばプラスチックや金属、ガラスに付着した状態なら最長で9日は活性しているそうです

【解説】 新型コロナウイルス、表面でどれくらい生きられる? - BBCニュース
新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)は、ウイルスに汚染されたものの表面を触ることでうつることが分かっている。しかし、ウイルスが人間の体外でどれくらい生きるのかは、明らかになってきたばかりだ。

この事から、手の消毒は勿論、身近なものへの定期的な消毒も必須となります。消毒は市販のキッチンアルコール消毒などで問題ありません

では、私生活における個人での衛生管理をまとめてみます

帰宅後はすぐ手洗い、触ったものを消毒

新型コロナウイルスが感染拡大してるとはいえ、仕事や用事で出かける必要のある方も多くいます

外では様々なものに触りますし、触れば手にウイルスが付着します。まず、帰宅後はすぐに手を洗う事です

石鹸で20秒、手首から指、手の甲までしっかり洗ってください

また、ドアノブや電気のスイッチなど、手を洗う前に触った場所をアルコールでしっかり消毒しましょう

外では絶対に手で顔を触らない、触らせない

外出中で最も危ないのが接触感染です。前述通り、プラスチックや金属、ガラスなどには長期で活性したウイルスが付着している可能性があります

例えば感染者が咳やくしゃみを手で防いだとします。これは咳エチケットでも推奨されているのでこうされてる方は多いでしょう

しかし、この手で手すりや店頭に並んでる商品、ドアノブなどを触っていればその部分にウイルスが付着します

その付着部分をあなたが触り、その手で顔を触れば接触感染します。しかし、外で何にも触らないのはほぼ不可能です

大事なのは「外出中は絶対に顔を触らない、誰にも触らせない」ことです

スマホは特に注意しよう

感染症の専門医が口をそろえて推奨するのはスマホの取り扱いです

スマホは個人の生活以上に、社会に通常浸透しており、手指で触って操作するので感染ルートになりやすい側面ももっています

実際、医療機関で電子カルテのために導入されたタブレットが原因で小さなクラスターが医療チームで発生してしまいました

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200327-23270578-nksports-soci

スマホやタブレットは汚染された空間には絶対に持ち込んではいけないものの一つで、感染に非常に弱い側面があります

スマホやタブレットはよく消毒するように心がけてください

そもそも出かけない

不要不急の外出は避けるように、といったアナウンスがあったように、基本的に自分や家族の誰もがどこにも出かけなければ感染リスクは大きく下がります

感染するとしたら郵便や配達の受け取りといった来客以外にありません

出かけない、まめに手洗いする。これを徹底できれば感染する事は無いでしょう

出かけない事が大きな予防になります。今すぐでなければならない事以外は極力でかけないようにしましょう

全員の意識が大事

感染を抑えるには国民全員の意識が最重要です。出かけない、3つも密を避ける、衛生面に配慮する、を徹底して早期の収束を目指したいですね!

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