感染者の中でも経路が不明の方も非常に多く、もはや市中感染は確実と思われます。
市中感染って何?という方は前回の記事をご参照ください↓

そもそも「3密」ってどういうものかおさらいしましょう
3密とは
3密とは、東京都をはじめ、感染拡大が懸念されるタイミングで国や都道府県から打ち出したキャッチコピーです
集団感染、つまり「クラスター」が発生しやすい環境である「人の密集」、「密閉された空間」、「密接して会話する」などを避けましょう、というものでした
厚生労働省のWebサイトではポスターとしても配布されたイラストが公開されています
各都道府県で休業要請をしている業種も主にこの3密になりやすい環境下にある施設に要請が出されています
それでも感染者数は増えていく
社会的にも3密の環境は随分と減らされており、民間でもかなり周知されています。
ところが、ご存知のように感染者は日を追うごとにジワジワと増えています。
何故、みんなで3密を避けているのに感染者が増えてしまうのでしょうか?
「3密を避ける」だけでは防げない理由
実は政府がキャッチコピーにしている「3密を避ける」は、「クラスター発生を防止する」というのが主な目的です
世界各国では状況に応じて様々な対策を講じていますが、日本では「集団感染、いわゆるクラスターを抑える事で感染拡大を防ぐ」という戦略で勝負に出ました
しかし、この戦略が世間に浸透するには時間が必要だったため、クラスター発生は防げず感染は拡大しました。
状況は市中感染フェーズへ移行
その結果、感染者が一定数増えた事で、日常生活圏で感染する可能性が高い「市中感染」のフェーズに入ってしまったのです
例えば飲食店のドアにコロナウイルスが付着していたり、電車の手すりに付着していたり、公園のベンチに付着していたり・・
といったように、経路不明の感染者が多いのが市中感染フェーズに入っている証拠です
ただ、市中感染は個人の意識で防ぐことが出来ます。方法はいたってシンプル、手をまめに洗う、顔から上を触らない、マスクを適切に付ける事です
市中感染が「防げないクラスター」を生む
市中感染が始まる事で感染者がより多くなり、必然的に病院の対応機会が増えていきます
この段階になると、今度は院内感染という防げないクラスターが発生します
実際、最も感染者の多い東京では14%が医療関係者です

流れとしては、クラスター発生→市中感染に移行→病院に感染者が集中→院内クラスターが発生、という感じです
なぜ院内感染してしまうの?プロなのでは?
中には医療ミスだ、業務怠慢だ、訴訟だ、という声も出てしまっています。しかし、世界でも医療関係者の感染が非常に多いのです

イタリアは10%が医療関係者、スペインは14%です。日本と変わらないですね。
なぜこうも院内感染が発生してしまうのでしょう?病院は医療のプロの集まりなのに・・と疑問に思う方も多いと思います
答えはいたって簡単。「医療のプロ=感染症対策のプロとは限らない」からです。
未知のウイルスへの対処はみんな未経験
新型コロナウイルスはまだ分からない事が多すぎる、現在進行形で「未知のウイルス」です
だからこそパンデミックになってしまったともいえます。日本に限らず、世界の医療関係者の多くは感染症の現場に立つのは初めてでしょう
一般的な衛生管理だけでは感染を完全に防ぐことは出来ません。例えば防護服も来てれば絶対安全ではなく、むしろ脱衣時が最も感染リスクが高いのですが、脱ぐ方法を医療の学校で教えてはいないのです
つまり、医療のプロではあるけど感染症の現場はみんな初めてなので、感染を防げずに院内感染してしまう、という事になります
感染拡大を防ぐたった一つの方法
市中感染や院内クラスター多発の現在のフェーズで、今後の感染拡大を防ぐ方法が一つだけあります
それは物理的なロックダウンです。新型コロナウイルスは飛沫感染、接触感染、エアロゾル感染が主なルートです
つまり、人や物に接触しなければ感染しません。が、都市内のどこにウイルスが付着しているか分からない、「外がレッドゾーン」の状態です
よって、レッドゾーンに入らなければいい、すなわち外に出ない事。ロックダウンのみが感染拡大を早急に防ぐ方法なのです
今後の状況を注視しよう
幸い、衛生面で日本人はコロナ前から積極的に自己管理する国民性があり、爆発的な感染拡大には至っていません
ですが、流れを見ていると爆発感染した欧州と酷似しており医療関係者や専門家も危惧しています
「3密を避ける」だけでは接触感染などは防げません。3密を避けつつ「家から出ない=Stay Home」を心がけましょう
過去記事では「ロックダウン前に用意したいものリスト」を書いたので合わせてご参照ください
