新型コロナウイルス対策・マスクもアルコールティッシュも不足してる今、できる対策

2020年2月現在。ご存知のようにもう日本には全国的に感染者が出始めていて、すでにパンデミック前夜という感覚になる程度には広がってしまっています

なぜここまで広がってしまったのかについては政治的要因もありますのでここでは控えて、必要なものが手に入らない現状で出来る対策を、医療の現場で15年以上働いている筆者がお伝えします

また、コロナウイルスのパンデミックを受けて、当サイトでも頻繁に情報配信を行っています。他の記事もぜひご覧ください

マスクとアルコールティッシュ不足が深刻

まず、現状の確認としてご存知の方は多いと思いますがマスクとアルコールティッシュが極めて不足な状態です

毎年花粉症で買いだめしている方や運よく手に入る環境にいる方でも、コロナの問題が収束に時間がかかればいずれ枯渇するのは明白です

そこで、マスクや消毒があまり使えない状況で出来るコロナウイルス対策をご紹介します

「これくらい普通にやってるよ!」という方は、是非その知見を周囲の方に伝えてあげてください

家でも外でも石鹸で頻繁に手洗いをする


アルコール消毒が無くても石鹸による手洗いは対策に効果的です。家の中では勿論、外出した時は必ずマメな手洗いを。

特に手首、親指の甲、それぞれの指の一番先や爪、指の間などは洗い残しやすい箇所ですのでよく洗うようにしてください

指輪や腕輪をしている方は外して洗い、指輪や腕輪も出来れば洗うようにしましょう。外出用に携帯用の石鹸を用意するのも一つの手です

個人的には紙石鹸がオススメです

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外で顔を触らない


外出先ではどこでウイルスを貰うか分かりません。例えば店で品物を触ったときに、感染した方が事前に触っている可能性もあります

接触感染と言いますが、日常生活をしながら防ぐのはなかなか難しいので、外に出ている時は手を洗うまでは顔を触らないようにしましょう

電車等でも手すりなどに触る事で感染率が高くなってしまいます。外出中は手を洗う前に口や鼻を触る、目をこするなどは絶対にしてはいけません

人ごみを避ける、避けられない場合はストール等を使う


コロナウイルスは接触感染以外にも飛沫感染ルートがある言われています。咳やくしゃみ、会話などで飛ぶ唾などで感染するので、人ごみを避けるのは基本的な予防です

しかし、満員電車などそうもいかない事情もありますね。まず、人と至近距離で接する場合は口や鼻を守れるマスクが効果的です。唾を防げるマスクはある程度は予防に効果はあります

「マスクに予防効果があるというエビデンスは無い」という声が非常に多く散見されますが、これはマスクの予防効果を科学的に証明する手段が難しいためで、マスクに予防効果が無いことを証明しているわけではありません

冷静に考えてみましょう。医療現場や汚染現場でマスクをしていない人はいません

「マスクに要望効果が無いエビデンス」も同時に無いのです。例えば目の前で席やくしゃみをされたときにマスクをしていれば予防可能です

ですが、前述通りマスクは品薄状態です。コロナウイルスは空気感染はしない(エアロゾルは可能性あり)ので、マスクが無ければ大きめのストール等を巻いて口や鼻を塞ぐようにしてください

完全ではないものの会話時に飛ぶ唾や咳、くしゃみ等による飛沫感染に対して、少なくとも無防備にはなりません

ただし、ストールの中に手を入れて顔を触ったりストールを次の日も使ったりしないようにしましょう

4月8日追記:マスクの効果、WHOが認める

WHOがマスク効果に一定の予防効果がある事を正式に認めました

WHO “マスクには一定の効果” 指針の内容を更新 | NHKニュース
【NHK】WHO=世界保健機関は新型コロナウイルスの感染が広がる中、マスクの使用に関する指針の内容を更新し、一般向けのマスクを着け…

以下NHKより引用します

WHO=世界保健機関は新型コロナウイルスの感染が広がる中、マスクの使用に関する指針の内容を更新し、一般向けのマスクを着けても感染を予防できる根拠はないと改めて指摘する一方で、自分が感染している場合に他の人にうつさないためには効果があるという見解を示しました。

当サイトでは本記事を執筆した2月24日よりこの件を常に訴え続けてきました。ようやく認められて何よりです

マスクは現在店頭ではほとんど手に入れる事が出来ませんが、インターネットショップではかなり供給率が上がってきています

マスクを販売している店頭をまとめましたので足りない方はご購入下さい。ただし、医療従事者へ必ずわたるよう、買い過ぎない様に、供給コントロールをおねがいします。

新型コロナウイルス対策:マスクの在庫がある店舗まとめ
新型コロナウイルスのパンデミックにより世界的にマスクの供給不足が問題となっています ここ最近ではマスクを国家レベル...

ビュッフェ式やむき出しの総菜の購入を避ける


いわゆる食べ放題形式、ビュッフェなどのレストランでは料理がむき出しの状態になっています

例えば感染者が会話をしながら料理を取っていたとしたら・・・これはスーパーマーケットなどで売られているむき出しのお惣菜にも同じことが言えます

人の唾液が入る可能性のあるものを口にするのは基本的に避けましょう。お寿司屋さんや露店、食べ歩きなども同様です

また、野菜などの食材は良く洗うようにしてください

買い物はネットをメインに


政府でも不要不急の外出を避けるようアナウンスしていましたが、まさにその通りで外出すれば感染リスクは当然高くなります

そういう訳で、買い物等はネットをメインにするのも予防の一つです

例えば有名な総合ショッピングサイトの楽天などでも食材を買う事が出来ますのでこの機会に利用するというものありですね

帰宅後はドアノブや電気スイッチ等も消毒を


手指消毒はなかなか品薄状態ですが、普通のキッチン等で使うアルコール除菌剤はよく見かけますので出来れば購入しておきましょう。1本でもあれば十分長持ちします

外出先から帰宅して手を洗うまでの間に触るのがドアノブ、電気スイッチ、水道の蛇口などです

もし消毒品も品薄で手に入らなくなった場合は使い捨てのビニール手袋などもあると重宝するかもしれません

玄関に置いておいておき、手袋をして電気やドアの開け閉め、蛇口などを触り作業を済ませてから手袋を捨てて手指を洗う、といった流れです

偽情報、フェイクニュースに惑わされない


こういう時期ですから、様々な情報が行き交います。例えば五本木クリニックという病院の方がクレベリンの偽情報の注意喚起をしてくれています

クレベリンにはエビデンスがあっても、その信頼度には問題あり❗(院長ブログ) - 五本木クリニック
消費者庁は空間除菌の製品の広告に対して景品表示法違反(優良誤認)に当たると再発防止命令を出しています。空間除菌製品の代表であるクレベリン、ウイルス対策としての使用は、安心感は得られても実際の効果は期待できません。クレベリンは製薬会社が販売していますが雑貨なのです。空間除菌のウソ・本当について医師が解説します。

このように、誤った情報も非常に多いので気を付けてください。どうやって気ををつければいいのか、については情報を発信している方の素性をまずは知る事です

例えば上記なら医師の方の情報で、クリニック名も本名も公開しているので信憑性は高いと判断していいと思います

そして本記事を書いている著者は、按摩、マッサージ、指圧、針きゅうや柔道整復師の医療国家資格を持ち、10年医療に関わった者です。実家は薬剤師の経営する調剤薬局で、一家全員が医療事業者です。が、本名は明かしていませんし、資格を持っている証拠も出していません

危ないのは「人気のYoutuberだから」とか「みんなが同意してるから」といった理由で信用してしまう事です

情報は命を生かしもするし奪いもします。一歩引いて情報を得るようにしてください

長丁場の戦いを覚悟しよう

情報は世界中で錯綜していて、何が正しくて何が間違っているかを判断するのは非常に困難です

現在では、無自覚症状の感染者の存在、エアロゾル感染(空気中の塵などを経る疑似空気感染)の可能性、20日以上の潜伏期間の可能性なども報道されています

残念なことに、日本では感染拡大を止める事に失敗し、多くの感染者を出してしまいました。今後、長く続く可能性も否めません

用意できるものは今のうちに用意しておくのが理想と言えそうです。